目次

周辺地域の印象

境内/お堂

3. 久遠寺 朝のお参り(Morning prayer ritual)
本堂の読経体験(Youtube)

西谷/中谷(門前町/)/東谷/身延山

久遠寺と周辺駐車場
関連記事
久遠寺周辺について(About the Kuonji Temple Area)
■久遠寺の周辺はにぎやかな場所ではありません。江の島神社や成田山新勝寺のような活気のある場所ではありません。
■久遠寺の周辺にはコンビニすら殆どありません。
■むしろコンビニなどはふさわしくない荘厳で澄み切った空気の霊場です。


■決して不憫すぎる場所ではありませんがお子様が喜ぶような施設やアトラクションが多数ある場所でもありません。
■ですがこちらの写真が気に入っていただける方なら素晴らしい旅ができると思います。
■東京から3時間ほどで行ける ”忘れかけていた日本”。


■久遠寺周辺にはホテルは多くありませんが20以上の宿坊(Temple lodging)があり泊まることができます。
■ホテルのような24時間完璧なサービスは期待できないかもしれませんが、精進料理や湯葉料理の他、写経・座禅・水行等の仏教体験もできます。
■屋台/露店や買い物がお目当ての方には向いていないかもしれませんが散策やハイキングが好きな方には素晴らしい場所です。
身延山 久遠寺(Mt. Minobu Kuonji Temple)
■日蓮宗総本山。武田氏や徳川家の崇拝、外護(げご)を受けて栄え、1706(宝永3)年には、皇室勅願所ともなっています。
引用
[久遠寺の歴史]身延山久遠寺 オフィシャルサイト(最終閲覧日:2025/3/5)https://www.kuonji.jp/history/
*In the foreign language translation of the above quote (original: Japanese), it is sometimes written as “shrine”, but the correct word is “temple”.
境内地図(Temple Grounds Map)

■地図の左下の菩提梯(Bodaitei)と呼ばれる長い階段はかなりきついので、体力のない方は右側の駐車場(約50台駐車可)から入るか、左上のせいしん駐車場から斜行エレベーターを利用することをお薦めします。
■菩提梯(Bodaitei)の階段は300段弱ですが、石段一つ一つの高さが駅の階段の1.5倍ほどの高さですので実質400段以上の感覚です。
■境内各堂閣は般参拝者も内に入る事ができます。
本堂(Hondo/Main hall)
暗闇に映える本堂
■薄暗い森の中、287段の長い石段を登った先に本堂が現れます。
■朝5時半過ぎなら澄み切った空気の中で読経の音が聞こえてくるかもしれません。
■かなり体力を消耗しますが、菩提梯(Bodaitei)と呼ばれるこの長い石段を登り切れば涅槃(Nirvana)に達すると言われております。
石段を登り切った時はまさにそんな気分になります。


■真っ黒の本堂ですが白く縁どられている為明かりに照らされた夜明け前の本堂はとても美しい。
■久遠寺本堂では5時半から”朝のお勤め(お参り)”が行われ、どなたでも参加できます。
■冬の”朝のお勤め”は夜明け前に始まり、室内の明かりに照らされた本堂は神秘的で寒くても訪れる価値があります。

昼の本堂



■お堂の階段は高さ2-3m程ありますが、車いすの方もエレベーターを使ってお堂に入ることができます(次項参照)。
■犬などについてはよくある質問5-7を参照ください。


祖師堂(Soshido)と報恩閣(HouOnKaku)


【上の画像】
■祖師堂(Soshido):中央の赤いお堂
■報恩閣(HouOnKaku):右側の曲線のお堂
■報恩閣(HouOnKaku)は受付で休憩室もあります。堂内へのエレベーターも報恩閣にあり、報恩閣からバリアフリーの通路を通って各お堂へ行く事ができます。




五重塔(Five-Story Stupa)

■山梨県で一番有名な五重塔と言えば新倉山浅間公園の忠霊塔(ChureiTou)でしょうか?
■とてもカラフルで外国人に人気なのもうなずけます。
■それに対して久遠寺の五重塔は決して派手さはありません、背後に富士山も見えません。
ですが重厚(dignified)で落ち着きのある色合いと陰影に浮かび上がる造形美をぜひ見ていただきたいと思います。




拝殿(Prayer room)


仏殿(Buddha Hall)

※高感度カメラ(Sony α7s)で撮影している為、実際よりかなり明るい画像になってます。
バリアフリーカート道まで金色に輝いて見えますが、実際は夜間の薄暗い環境で撮影しています。
大客殿(Entrance Hall)


法喜堂(HoukiDou):信徒休息所


お堂内部(Inside the Halls)
▼受付や信徒休息所のある報恩閣(HouOnKaku)を除き、本堂等のお堂内部の撮影は禁止されています。
■久遠寺では一般参拝者でもお堂内に入ることができます。
■写真撮影は制限されていますのでここでは報恩閣(HouOnKaku)と通路のみ紹介いたします。
■本堂内の様子は次項のYouTubeでご覧ください。
【報恩閣の信徒休息所】
■ロッカーや給水機(煎茶/ほうじ茶/水)もあります。また座敷の休息所も有ります。
※観光施設ではありません。信徒以外でも休息所を利用できますが、仏教施設である事を心得て信徒への配慮を忘れないようにしましょう。






【 お堂の通路 】
■通路はバリアフリーになっております。




甘露門(Kanromon Gate)

■久遠寺東側の甘露門(Kanromon Gate)
■門の先にトイレと休憩所があります。
■階段の左側は車道になっており、境内や”思いやり駐車区画”につながっています。
■その車道の左側には参拝者用の無料駐車場があります。
甘露門駐車場(Kanromon Parking)
■駐車場には50台位駐車できます。
■2番目の写真で40台停車した状態です。
■オートバイ用の駐輪スペースはありません。


A little hike
■甘露門を下ってまっすぐ進むと女坂(“Onnazaka” or female slope)と呼ばれるちょっとした登山道があり、三門(Sanmon Gate)へと続いています。
■三門(Sanmon Gate)からハイキングを楽しみながら久遠寺へ向かうのも一興です。
■In Japan, there are often two mountain trails: “Otokozaka” (Male slope) and “Onnazaka” (Female slope).
In most cases, the destination is the same.
Generally, “Otokozaka” (Male slope) is a shortcut but a steep uphill climb,
while “Onnazaka” (Female slope) is a long way around but a gentle slope.

【写真】
■女坂(Female slope)とミツマタ(Oriental paperbush)
■その名の通りミツマタ(Paperbush)は紙の原料で、日本では紙幣にも使われています。
■ミツマタ(Oriental paperbush)で作られた紙は丈夫で、日本の紙幣は服のポケットに入れたまま洗濯機で洗濯しても破れません。
その他



久遠寺 朝のお参り(Morning prayer ritual)
■朝のお参り(朝のお勤め)はどなたでも参加できて参列する方の信仰/宗派は問いません。
■ですが配慮は必要です。撮影/飲食/おしゃべり/電話等は控えましょう。
■服装に決まりはありませんが、派手な服装や露出の多い服装は避けましょう。
■途中退出しても大丈夫だと思います。
■時間:午前5時30分~
■受付:報恩閣(HouOnKaku)。受付と言っても手続きなどはありません、報恩閣(HouOnKaku)の下駄箱に靴を入れ、受付から左に進み祖師堂(Soshido)の外通路を通って本堂に入ります。
仏教修行体験
■朝のお勤め以外にも宝物殿で写経体験ができます。
・料金:300円(拝観料)
・時間:9:00~16:00

身延観光エリア(Minobu tourist area)
■主な観光エリアは久遠寺を中心に西谷(地図のピンクのエリア)・中谷(門前町/黄緑)・東谷(ベージュ)・身延山山頂があります。
身延山域地図(Minobu Area Map)

※上の地図は久遠寺オフィシャルウェブサイトからダウンロードした”身延山域全体マップ”を編集したものです。
西谷(久遠寺左側)と祖廟拝殿への散歩道
■枝垂れ桜やもみじなどが多く、せいしん駐車場(有料)から無料の斜行エレベーター(車椅子可)で久遠寺に行くのに便利です。
■お薦め散歩道(Walking Path):地図のピンク色部分の右下の三昧橋下側から茶色い道(車両通行不可)を通って日蓮聖人御廟所(祖廟拝殿)辺りまで。Google




中谷(門前町)
■三門(日本三大三門の一つ)の近くで287段の石段を登って参拝に行くことができます。
■三門から総門方面に向かう門内商店街には土産物屋やレストランが立ち並んでいます。(どうか伊勢神宮のおかげ横丁や江の島神社と比べないでください、少し控えめな印象です。)



門内商店街
東谷:身延山域地図(Minobu Area Map)の右下
■甘露門経由で久遠寺に行くのに便利です。
■住職がライダーの端場坊(HabanoBo)や酒好き住職の志摩房(ShimanoBo)等、個性ある宿坊が多いのが特徴です。
■また外国人に対応した宿坊が多いのも特徴で覚林坊(KakurinBo)ではムスリムにも対応しています。
※志摩房(ShimanoBo)について:
上記の外国語訳(原文:日本語)によっては”住職はアル中(Alcoholic)”と訳されますがアル中(Alcoholic)ではなくアルコール愛好家(alcohol lover)です、けしてアルコール依存症ではありません。Depending on the foreign language translation above (original: Japanese), it may be translated as “The chief priest is an alcoholic,” but he is not an alcoholic; he is an alcohol lover, and is by no means an Alcoholism.



久遠寺へのアクセス(Access to Kuonji Temple)

日蓮宗総本山 身延山久遠寺
- 住所:山梨県南巨摩郡身延町身延3567
- 電話:0556-62-1011
駐車場へのアクセス
注意事項:甘露門(Kanromon Gate)駐車場と三門(Sanmon Gate)駐車場は距離が離れていますがGoogle mapsでは同じ住所(身延409-2524)になっています。カーナビでは位置の調整が必要な場合があります。スマートフォンでは下記”Google”リンクを参照下さい。
Note: On Google Maps, “Kanromon” is written as “Cam Lo Mon”,
1 甘露門(Kanromon Gate)駐車場:Google
※甘露門を入った所にトイレと”思いやり駐車区画”有り
2 恵善坊(EzenBou)向かい側の三門(Sanmon Gate)駐車場
恵善坊(EzenBou):山梨県南巨摩郡身延町身延3568
※100m先にトイレ有り:Google
3 新玉屋向かい側の駐車場:Google
新玉屋:山梨県南巨摩郡身延町身延3684
※三門(Sanmon Gate)向かいのトイレまで150m(直線で行けます)
4 門前町仲町駐車場:Google
住所:山梨県南巨摩郡身延町身延3737
※駐車場内にトイレ有り
5 せいしん駐車場(有料):Google
住所:山梨県南巨摩郡身延町身延3616
※駐車場内にトイレ有り
1 2 3は無料、4は時期により有料、3から北西100m先の交番付近にも参拝者用駐車場(3台/無料)有り。



Allah Qiblah, Mt. Fuji behind you
■This may not be necessary since you can check it on your smartphone, but as a quick way to confirm your direction,
■When you are facing Mecca around Kuonji Temple, Mt. Fuji will be to your rear and left.

こんなことを考えながら撮影しています
“信仰”とは何でしょうか?

暗闇の向こうに見える光
祈りとは?

己が灯した明かりと神仏が照らす明かりを見つめる事
どんなに小さくとも自分の明かりを灯そう
お寺はなぜ高いところに建っているの?
天に近いから


もしあなたがつらくてうつむいていても楽しい世界が見えるから
お寺とは?神社とは?教会・モスクとは?
社会の中心 街を形成するもの


どんなに時代が変わっても
どんなテクノロジーが生まれても
決して色あせないもの
いつの世も人を惹きつけるもの

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